2010年6月8日火曜日

To the beach!! 九十九里、銚子<1>


<往路>GPS設定ミスによりデータ消失 orz
6/5日から6日までのポタ記事です。
行った事のない千葉県の先っちょ銚子。
銚子は見所が多い割には観光地化されておらず自然体に好感の持てる所でした。


年中吹いている利根川沿いの東風を避けるべく内陸を狙って海へ出るルートです。遮る物のない匝瑳付近からは東風の影響をもろに受けます。手賀沼サイクリングロードから印西へ抜けて印旛沼方面へ進みました。吉高の桜ルートを一部で走りました。
あとで「よどさん」にすれ違った事に気付きました。(よどさん、すみません)


印旛沼のサイクリングロードから見える赤い橋を渡ってみたかったのでルートに入れました。











車もなく風が気持ち良い橋でした。橋の先は谷津があり押して登らなければならない坂でした。
写真を地図上にプロットできないのが残念です。



橋を越えた先にはこのような水田が広がります。
谷津を抜けて酒々井駅の脇を通り成田空港の滑走路南付近へ向かいます。


数分置きにジャンボや777等が飛んできます。
ちょうど真下を走っている時にジャンボがやってきました。
空港付近から去り、R296へ戻ります。
2,500m滑走路に降りてくる飛行機の真下を通りましたが滑走路が遠いので高度があり4,000m滑走路の方がおもしろいです。
成田空港周辺は山林や畑が広がる。
こじんまりとした牧場もありました。
成田空港周辺は御料牧場の敷地でした。
東葛地区と同じく馬の生産が行われていたのでしょうか。
水が得にくい土地柄で水田はなく、畑の作物もジャガイモ等条件の厳しそうなものが多いです。少なくとも明治頃までは山林だったのでしょう。
いくつかの楽しみの後は匝瑳(そうさ)へ向かいます。千葉県北東部は地層が多く現れています。地殻変動の為なのか土地改良の為なのか微妙な場所もありました。
海岸に近づくと平地が広がっています。
所々に見慣れた木の林が水田の中に現れました。
それは公園等に植える街路樹が植木でした。畑だったんですね。
妙な親近感を得ました。(笑)


ついに海に突き当たりました。
学生の頃を思い出させる海岸です。
向かい風の中太平洋岸自転車道を北上して飯岡灯台を目指しました。自転車道に所々で波しぶきで濡れています。(冷汗)











<屏風ヶ浦と九十九里の切れない縁>
九十九里浜は昭和60年頃から海岸の砂が流出し始めたそうです。
浸食を防ぐ為に護岸工事等を行い最低限の国土流出は防がれましたが砂浜は小さくなったり無くなったりしました。飯岡に近づくと逆に砂浜が広くなったようで本来沖合にあったであろう消波ブロックと地続きになりそうです。


原因の元はこれから訪れる「屏風ヶ浦」の浸食にあります。
この屏風ヶ浦は50~60mの断崖絶壁です。10kmにも及ぶ断崖絶壁は東洋のドーバーとも呼ばれています。
700年前には佐貫城が存在していましたが海中に没しました。
7kmも海岸線が後退しているのです。
地球温暖化(嘘)等といった理由ではなく、ただ単に地質が脆いことが原因です。すぐ近くの犬吠埼の辺りは固い岩盤が残って岬となっています。


この屏風ヶ浦のすぐ上には畑や居住地やらが存在しています。
これらの財産を守るにはという視点から断崖絶壁の後退を送らせる為に屏風ヶ浦に沿って波消しを設置しました。


波消しの効果はあったものの数十年が過ぎて波消しの副作用が九十九里浜の後退でした。九十九里浜の砂は屏風ヶ浦の崩れたものだったのです。長くなるのでこの話はこの辺で・・・。
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飯岡には刑部岬と刑部岬灯台があります。夕暮れ時に来るととても九十九里が美しい所。ここから屏風ヶ浦の上です。












<刑部岬灯台より飯岡港>

<飯岡港>






サイクリングにはピッタリ?
走っていて飽きません。
屏風ヶ浦の上の生け垣の奇麗なお宅が多く、とても静かな集落です。
 田舎の農家のお決まり「放し飼い」がありました。2カ所で犬に追われました。カメラを向けると犬が加速するので写真を撮っている暇がありません。犬に指の差入れをする気もありません(笑)


いよいよ、日が暮れる。


<屏風ヶ浦の上には風力発電が多い>

集落の先にあった川?
屏風ヶ浦の崖から直接に海へ注ぐ川はありません。














<銚子ドーバーライン>

<長崎鼻の灯台>

長崎鼻の灯台を過ぎて犬吠埼へ向かいました。(犬に関係する日だった)


犬吠埼にあるホテルでお風呂と食事を済ませて、すぐ近くの「君ケ浜」にテントを張りました。砂の上は柔らかくて寝床には最適でした。


明朝3時半頃から空が白み始めるだろうと期待して眠ります。
テント近くの草むらから正体のわからない動物の声がしました。
凶暴そうな感じはないので気にせず眠ります。


夜半に目を覚ましてテントの外を見ると満点の星空です。
灯台が光を周期的に放っていました。・・・続く







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