2011年4月11日月曜日

市野谷の森に


日曜日の運河の花見の帰り道に気まぐれで立ち寄ったら・・・。
市野谷はオオタカの森として知られていますが森の周辺に見慣れない看板があったので接近してみました。
「市野谷の森公園完成予想図」でした。
オオタカの保護目的で辛うじて残った僅かな森も人が簡単に入るようになりオオタカがいなくなってしまうのではないかという懸念があります。
あるいは既にオオタカがいなくなってしまったのでしょうか。

それは置いといて完成予想図を見ると水域や湿地が描かれています。
実際に水域があるのかどうか、森の奥へ行くなら蛇、クモの巣や虫が少ない今しかないという事で森の中に突入しました。

一応、獣道のような道がついており入っていけそうです。
最初は完成図の大きい沼がありそうな方へ行ってみましたが荒れ地化した谷津でした。乾燥していて水域がある気配がないので引き返しました。
次に小さい水域を探しに移動しました。
途中にUR都市機構の立ち入り禁止看板が打ち捨てられていたので単なる不法投棄かと思い気にせず進みました。(不法投棄されたゴミが何カ所かありました)
緩い斜面になっている方へ進むと谷津がありそうな雰囲気がしてきました。
マムシに注意ですと



自転車を置いて斜面を下るとこんな風景が広がっていた。

杉の木が水に浸かっていた


水に浸かった杉の木は枯れて枝も無くなっているので池の周りは明るくなっています。
一瞬、トーテムポールを連想
池の水はわりと透明でした。
ザリガニなどの水棲生物の気配はありません。
谷津の下流にあたる方向には客土らしい大きな石が混ざったが土砂がありました。客土に塞がれたことでこの池ができたと思われます。
古くから存在していたなら杉の木もなくなっているはずですし、水棲生物がいてもおかしくありません。
水は湧水ではなく、雨水が流れ込んで貯まったものと思われます。
とはいえ結果的にできたこの池の雰囲気はなかなか趣がありました。

オオタカなどを保護するのか、どうしたいのか良くわからないまま森を後にしました。既に人の出入りがあるのでオオタカは引っ越ししてしまっているかもしれませんね。

追記:完成予想図やマムシに注意などの標識は NPOさとやま で設置されたようです。

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